3か月で無理なく4.5㎏痩せた「子供茶碗ダイエット」

diet 01

「体重をあと5㎏落としたらきっといいことがありますよ」と健康診断で医師から言われたのが昨年の秋でした。その時に計測した体重は76.5㎏。ちなみに身長は約170cmでBMI値26.5。さらに血圧、尿酸、脂質の値が今すぐ治療が必要ではないものの、黄色信号が点っていました。40代半ばに差しかかったし痩せなきゃなあと思いつつ、日々に流されそのまま何もしていなかったところ、たまたま暮れの押し迫ったころに『50歳を超えても30代に見える生き方』で知られる医師の南雲吉則氏のお話をうかがう機会がありました。

 南雲氏曰く、「ダイエットとは毎日を絶好調で働くための軽量化。自分の命に限りがあると知ったとき、毎日の仕事や家族との生活をこなせる健康状態がなんとありがたいことかと気付く」。そんなお話を聞いたこともあり、ちゃんとダイエットしてみるかと考えたのでした。

○無理なく体重を減らすには

 とはいえ、南雲氏のような一日一食生活など極端過ぎて続かないでしょうし、ダメージもありそうです。また、世の中で流布する○○ダイエットのような栄養が偏る方法も、かえって身体に負担がかかると思います。どうやって大して意思の強くない人間が無理なく継続し、かつリバウンドやダメージが起きないようにダイエットできるのか。

 カロリー計算なんて確実に面倒くさくて投げ出すでしょう。付き合い酒や食事を断るわけにはいかないし、やっぱり旨いものは食べたい。そこで南雲氏が提示していた別の方法に基づいて、自分なりに試してみることにしました。そのポイントは次の通り。

・茶碗、お椀、お皿を子供サイズにする。
・基本的に一日三食、一食は一汁一菜、おかわりと間食は“できるだけ”しない。
・会食や付き合い酒OK。ただし、食べ過ぎた翌日は食事を減らしたり抜いたりして調整する。

 要するに食事を腹6分目にして摂取する栄養量を減らすという作戦です。ちなみに茶碗の大きさの違いはダイエット前後でこれくらい。
diet 02


○ダイエットの結果と効果

 食事はなるべく上記の内容で一日1~2食自炊するようにし、ついでに米を腹持ちと栄養のよさそうな玄米に切り替え、ビタミン剤の類を飲むのをやめました。自炊といっても毎日料理するのは面倒なので、カレーや豚汁等をつくって4~5日、同じメニューが続けることが多いです。メニューは魚と野菜を以前より増やしましたが、相変わらず肉も食べています。

 量を減らせば当然、腹が減ります。とくにダイエット初期はそうでしたが、そんなときは基本的に我慢。しかしきついときは無理せず軽いお菓子や果物を食べることにしました。私はラーメン(とくに二郎系)好き、甘物好き、お酒好きという太る要素満載の嗜好の持ち主ですが、これらも無理せず、ただし以前よりは回数を減らすようにしました。たとえばラーメンはできるだけ週一回にする、というように。

 年末は忘年会で外食する機会がたくさんありますが、そうしたときは周囲に気遣わせるのも何なので、出されたものを普通に食べました。ただし、食べ過ぎたと思ったら翌日の朝食、場合によっては昼食を抜くことで相殺。これは胃腸を休めるためでもあります。

diet 03

こうした生活を昨年12月30日から始めました。その時の体重は76.5㎏でしたがだんだん体重は減っていき、最近は72㎏前後で推移しています。およそ3か月で4.5㎏減。頑張って無理した感はなく、inとoutがこの水準で自然にバランスしているような感覚です。まあ食べ過ぎた翌日は73㎏まですぐ増えますが、翌日調整すればすぐ戻ります。

 身体に起こった変化としては、お腹の調子がとても改善されました。汚い話で恐縮ですが、以前は常に軽いお腹PP気味で突然、腹が痛くなって出先でトイレに駆け込むこともよくあったのですが、最近は一日一回、いい感じの固さと色の排出物で安定するようになりました。考えてみると以前は余分に食べ物をとり過ぎていて、胃腸に過大な負担をかけていたのかもしれません。またベルト一穴分腹回りが減り、ジーンズがブカブカ気味になったのもうれしい変化でした。

 あと、別の効果としては、食費が減ったことがあります。これはきちんと記録をとっていなかったので明確な金額を出せないのですが、外食が減り、以前より少量のメニューを自炊することで少なくない金額の出費を抑えられたように感じています。

 やはり、年齢に応じていろいろリデュースが必要のようです。

40歳から進化する心と体 (青春新書インテリジェンス)
40歳から進化する心と体 (青春新書インテリジェンス) [新書]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください