バングラデシュのイメージというと貧困や洪水、そして恵まれない可哀相な人々でしょうか? 過日放送された「あいのり」でも、そんな紹介をされていたそうですね。
でも、首都ダッカで私が最初に目にしたのは、圧倒されんばかりの活気でした。どこへ行っても人間とリクシャと車があふれかえり、車線なんかお構いなしに先へ先へと争うように進んでいく。


ダッカ随一のショッピングセンター、ポシュンドラシティに入ると、そこは近未来的な空間が広がり、さまざまなモノで溢れかえっています。ダッカの中級クラ
スのホテルなら全館WIFI通っているし、シレットという北東部のインド国境エリアのホテルでも、有線ながらネットにアクセス可能でした。

バングラデシュのGDP成長率はこの数年、6%前後で推移しており、比較的安定した経済成長を達成してきました。その果実がこうした風景に現れているんでしょう。バングラと聞いて反射的に「貧困」「洪水」と想起するのは、一面の事実にしか基づいていないようであります。
もちろん、貧困がなくなったわけではありません。ポシュンドラシティからほんのちょっと歩いただけで、鉄道の線路沿いを占拠した掘っ立て小屋で暮らす人々がいます。

ただ、こんなスラムでもカメラ持ってうろちょろしていると、「写真撮ってよ!」と子供が寄ってきます(この国では大人もけっこう寄ってきますが)。
もちろんろくな環境ではないのですが、スラムで暮らしているからってみんな下向いて生きているわけではないよ、ということで。
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