過去に2ちゃんねるの権利を譲渡したと発表したはずの元管理人・西村ひろゆき氏が、なぜか「2ちゃんねるがレンタルサーバー会社に乗っ取られた」
と表明し、ホットリンク社を巻き込んだ騒動が表面化したのが4月1日。その後西村氏は2ちゃんねるのコピーサイトを立ち上げたほか、さまざまな攻撃を
2ちゃんねるに仕掛けているとされている。
これに対しレンタルサーバー会社のジム・ワトキンス氏は攻撃をブロックするとともにユーザーの不満が多かった書き込み規制の改善等を行い、ユーザーの支
持を集めた。というか、その過程で過去の管理人体制下で行われたさまざまな悪行が明るみに出てきて、以前ネットの人気者であった西村氏は2ちゃんね
るユーザーのヘイトを一身に集めるような存在と化しているようだ。
で、現況は「ジムの息子の彼女の写真をネットにさらす」ことをほのめかすひろゆき氏の発言に怒った嫌儲板の住人が、西村氏の彼女らしき人物とそのツ
イッターアカウントを割り出した。さらにそこから、裁判の賠償金を一切払わず逃げ続けている西村氏のお金の流れの一端を明らかにしたりしている。
以上はざざっと2ちゃんねるを眺めた内容をまとめたもので、何か間違いがまざっているかもしれないが、それにしても驚いたのはユーザーの西村氏に対
する嫌悪感である。ユーザーを見下した発言を続けたことや、それにも関わらず怪しいお金儲けのためにユーザーが迷惑を被る事態を多発させていたこ
とがその背景にあるようだ。
かつてのネットのカリスマがいまや自分が生み出したサービスに抹殺されそうなこの物語は、不特定多数の憎しみをかうことの怖さと、アングラ的なところから始まり人気を得たサービスが一般社会への適応を怠った結果を示しているように見える。
(参考)
「警察、国税動く! 2ちゃんねるに国家権力介入へ」
http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/256593/
(追記)
動画までつくられていた。
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