トヨタ・リコール問題の時系列まとめ

なぜか日米の報道で温度差のあるトヨタ・リコール問題。車種、問題箇所、販売地域が複数にまたがっているので、単純なようでちとややこしい。そこで、主要な出来事を時系列で整理してみました。

2009年   
8.28    レクサスが高速道路で暴走、ブレーキ効かず4人が死亡
11    米国で対象車種380万台の所有者にフロアマット取り外し要請
11.25    米国の8モデル対象にアクセルペダル改修等の自主改善措置
   
2010年   
1.21    アクセルペダルの危険性で米国の8車種230万台リコール発表
1.25    欧州でも約200万台対象にリコール含む回収修理行う方針発表
1.26    トヨタ、世界販売計画発表、前年比6%増の827万台へ
1.26    米国でリコール対象8車種の販売生産を一時停止
1.27    5車種109万台をフロアマットの問題で自主回収の対象に追加
1.27    米国のリコールは米当局の要請によることが明らかに
1.28    中国で「RAV4」7万5000台リコールと発表
1.29    欧州で8車種最大180万台対象にリコールと発表
1.30     トヨタ、07年春にアクセル部ダルの不具合を把握との報道
2.1    米国販売会社ジム・レンツ社長が陳謝
2.2    佐々木真一副社長、大規模リコール陳謝
2.2    米運輸省、レクサス暴走で電子制御系調査の意向を表明
2.3    米運輸省、プリウスのブレーキ不具合の実態調査へ
2.3    米運輸長官と豊田章男社長がリコール問題で電話会談
2.4    プリウス、1月生産分からブレーキ改修していたことが明らかに
2.4    プリウスの不具合について横山裕行常務が緊急記者会見
2.5    プリウスの不具合で豊田章男社長が緊急記者会見、陳謝
2.6    米トヨタが8車種230万台のリコールを開始
2.6    新型プリウス、国内全車リコールの方針を販売店に伝達
2.7    米国でも新型プリウスのリコールの方針を販売店に伝達
2.9    新型プリウス等22万台のリコールを国交省に届け出、受理
(以上はこの辺この辺を参考に作成)

また、焦点となっている不具合は次の通り。

○フロアマット
米国販売のレクサス等でフロアマットにアクセルペダルが引っかかり、暴走する恐れ。
○アクセルペダル
アクセルペダルの可動部分が摩耗し、踏み込んだペダルが戻らなくなる恐れ。
○エンジンの燃料弁電子制御システム(ETC)
ETCがレクサスの暴走事故の原因である可能性を米運輸省が指摘。トヨタは否定。
○プリウスのブレーキ
新型プリウスのブレーキに関する不具合が多発。
(以上はこちらを参考に作成)

現在のリコール問題の発端は、レクサスの運転手が「ブレーキも効かない」と緊急通報しながら交差点に突入し、大破するという痛ましい事故でした。

こうして一連の流れを見てみると、度重なる対応の遅れが米国のユーザーの怒りを招いていることがうかがえます。

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