近所のマクドナルドがリニューアルしたので「おてごろマック」を食べてきた

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 なにかと苦戦の続いているマクドナルドですが、近所の店舗がリニューアルオープンしたので視察も兼ねて行ってきました。

 お店は武蔵小山パルム商店街のなかにある武蔵小山店。リニューアルオープンは10月17日からで、写真は20日撮影のもの。私鉄沿線の、どちらかというと住宅街の立地です。以前の店内はすっかり古びていて、正直言ってすさんだ感じすらしていました。要は店舗にきちんと投資がなされていなかった。これはマクドナルドが凋落した原因の一つと指摘されている問題でもあります。


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 この店は3フロア構造で、店内に入ってみるとさすがに以前よりもきれいに、明るくなっています。
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 内装は最近できた都心の大型店のデザインを踏襲している感じです。
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 以前の、人間工学に基づいて長居できないよう中途半端な高さに設計されたと思われる固定椅子の電源席は、ストレスなく座れる高さの椅子に変更になっていました。動かせます。
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 小さいながらキッズスペースも設置されていました。
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 マクドナルドは「新・おてごろ宣言!」と銘打った活動を10月26日からスタートしています。

「新・おてごろ宣言」は、3つの活動で構成されています。①「バリューメニューの刷新」、②「価格体系の刷新」、③「クレンリネス」を中心とした、お客様との心のつながりと店舗体験の強化です。
(日本マクドナルドホールディングス ニュースリリースより

 古びた店舗のリニューアルは、おてごろ宣言の③の活動にあたるもので、きちんとお店に投資が行われ、顧客志向で設備がリニューアルされたのはよい方向だと思います。ただ、これでマクドナルド復活はあるかというと、すぐには厳しい。理由はメニューと価格です。
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 本日おてごろマックのバーベキューポークバーガー(バベポ)を食べてみたところ、価格は200円におさえて頑張っていると思いますが、見た目は写真の通りで相変わらずさえないし、味もボリュームもそこそこ……。ドリンク合わせて300円台なら牛丼屋行くし、おてごろマックセット500円を選ぶならサイゼリアのほうがいいな。要するに、価格帯は安いんだけど「おてごろ」感はあまりない。

 おてごろマック導入の一方で評判のよかった昼マックをやめたのは、やはり客単価をあげたいのだろうと思われますが、値上げした牛丼チェーンが軒並み客を減らしたのを見ていなかったのかな。結局、本当に客が「おてごろ」と感じるメニューをつくれないと、この先も苦しい状況が続くでしょう。おてごろなのが、客がマクドナルドに期待している価値なのだから。

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